写真はイメージです(Photo: Jonathan Ikemura / Unsplash)
北海道函館市の函館市動物愛護管理センターで、2026年10月24日(土)に「保護猫のセンター譲渡会」が開かれます。保健所が引き取った猫たちの新しい飼い主(里親)をさがす会で、猫とのふれあい体験もできます。家族として猫をむかえたいと考えている人にとって、直接会って話を聞けるよい機会です。
譲渡会はいつ・どこで?
時間は午前10時から午後2時までです。会場は函館市吉川町にある函館市動物愛護管理センターで、函館バスの「万年橋」停留所から歩いて4分ほどのところにあります。
主催は北海道動物愛護センター(道南センター)と函館市動物愛護管理センターで、道南獣医師会などが協力しています。「譲渡」とは、ゆずりわたすことです。ここでは、保護された猫を新しい家族に引き取ってもらうことをいいます。
会場でできること
会場では、里親を募集している保護猫たちに会うことができます。担当の人の案内にしたがって、猫とふれあう体験もできます。今、譲渡できる保護犬がいるときは、会場のパネルで紹介されます。猫を家族にむかえるための条件や手続きの方法も、その場で担当者に聞くことができます。
気をつけたいのは、当日その場で猫を連れて帰ることはできないという点です。まずは会って、話を聞いて、家族とよく相談してから決める流れになっています。また、自分のペットを連れて会場に入ることはできません。駐車場の数には限りがあり、いっぱいのときは近くの駐車場を案内されることがあります。
函館市動物愛護管理センターってどんなところ?
このセンターは2024年11月25日に仕事を始めた、まだ新しい施設です。保健所が引き取った犬や猫を新しい飼い主にゆずることや、動物を大切にする気持ちを広める活動をしています。
建物には、犬と猫をあわせて50頭ほど世話できる部屋のほか、ドッグラン、トレーニングスペース、多目的ルーム、そしてセンターで預かる動物のための診療施設もあります。2026年も、6月に保護犬・保護猫の合同譲渡会、8月に保護猫譲渡会を開いたほか、動物について学ぶ「動物愛護教室」も行ってきました。
なお、このセンターでは犬や猫を直接受け入れてはいません。飼えなくなった動物についての相談は、市立函館保健所の担当課が受け付けています。
全国で広がる「保護された動物をむかえる」選択
環境省のまとめによると、2024年度に全国の自治体(都道府県や市など)の施設から新しい飼い主にゆずられた猫は16,854匹、犬は8,797頭でした。動物を家族にむかえる方法として、保護された犬や猫をえらぶ人も少なくありません。
保護猫には、子猫だけでなく、おとなの猫もいます。おとなの猫は性格がはっきりしていることが多く、自分たちの暮らしに合う猫をさがしやすいともいわれます。気になる猫がいたら、どんな性格か、どんな世話が必要かを担当の人によく聞いてみましょう。体の具合や病気のことで気になる点があれば、かかりつけの獣医師に相談するのが安心です。
家族にむかえる前に考えたいこと
猫は長い年月を生きる動物です。チラシでも、ペットを捨てることは犯罪であり、飼い主には最期まで適切に世話をする責任があると呼びかけています。むかえる前に、次のようなことを家族で話し合っておくとよいでしょう。
住んでいる家で猫を飼ってよいか(ペット可の住まいか)、家族みんなが賛成しているか、毎日のごはんやトイレのそうじをだれがするか、病院にかかるお金をどうするか、旅行や引っこしのときにどうするか、などです。
問い合わせは、北海道動物愛護センター(道南センター、070-9338-2665)か、市立函館保健所生活衛生課(0138-32-1524)へ。センターの里親申し込み専用ダイヤル(0138-44-2690)は、平日の午前8時45分から午後5時30分まで受け付けています。
ここがポイント
- 10月24日(土)午前10時〜午後2時、函館市動物愛護管理センターで保護猫の譲渡会
- 猫とのふれあい体験ができ、譲渡の条件や手続きも担当者に聞ける
- 当日に猫を連れて帰ることはできず、ペット連れの入室もできない
- 2024年度、全国の自治体の施設から新しい家族にゆずられた猫は16,854匹
出典: 函館市「函館市動物愛護管理センター」(2026年10月21日閲覧)、函館市「保護猫のセンター譲渡会」チラシ(2026年10月)、環境省「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」(令和6年度)
