写真はイメージです(Photo: Ben Blumentritt / Unsplash)
福岡県古賀市にある福岡県動物愛護センターで、11月に「犬のしつけ方教室」が開かれます。生後4〜6か月の子犬と飼い主向けの「子犬コース」と、犬を連れずに学べる「一般コース」があり、どちらも電話での申し込みが必要です(先着順)。
子犬コースは11月5日・12日・19日の3回
子犬コースは、2026年11月5日・12日・19日のいずれも木曜日、午後1時30分から開かれます。会場はセンターの大会議室です。3回のうち1回目は「講義編」で、飼い主のためのお話が中心です(午後4時まで)。2回目と3回目は「実技編」で、飼い主と子犬がいっしょに練習します(午後3時30分まで)。参加費は無料です。
講義編は、犬を飼っているかどうかに関係なく、だれでも参加できます。定員は10人です。これから犬を迎えたいと考えている人にとっても、前もって知識をつけるよい機会になりそうです。
実技編に参加できる子犬は6頭までです。1回目の講義で出すプロフィール(子犬についての情報)をもとに選ばれます。選ばれなかった人も、講義を受けていれば、犬を連れずに見学として参加できます(見学は10人まで)。
実技に参加できる子犬の条件
実技に参加できるのは、生後4〜6か月で健康な子犬です。混合ワクチン(いくつかの病気をまとめて防ぐ予防注射)を打ったあと、動物病院から散歩をしてよいと言われていることが条件です。狂犬病の予防注射を済ませていることも必要ですが、ワクチンの時期によっては例外もあるとされています。
子犬の体調や、ワクチンを打つ時期については、かかりつけの獣医師に相談してから申し込むと安心です。
11月15日には一般コースも
11月15日(日)の午後1時30分から4時ごろまでは「一般コース」が開かれます。こちらは「犬のことを勉強したい人」が対象で、犬を連れて行くことはできません。
内容はとても盛りだくさんです。センターの仕事の紹介、不妊・去勢手術(子どもができないようにする手術)の話、犬との関係づくり、犬のやる気を引き出す方法、犬の社会化、困った行動の理由と予防・対応などが予定されています。犬のしぐさから気持ちを考える「カーミングシグナル」というテーマもあります。
さらに、犬が実際にオスワリ・フセ・オイデ・ヒール(飼い主の横について歩くこと)などをやってみせる実演や、しつけグッズの紹介もあります。
豆知識 子犬の「社会化」ってなに?
子犬には、まわりの世界に慣れやすい時期があります。これを「社会化期」とよびます。アメリカのパデュー大学の資料では、生後3〜12週ごろがとくに大切な時期とされています。
この時期に、いろいろな人や物、場所と、いやな思いをせずに出会っておくと、人やほかの犬となかよくできるおとなの犬に育ちやすく、こわがりからくる困った行動が起きにくくなるといわれています。
同じ資料では、新しいものに慣れさせるときには、おやつを使って「いいことがある」と覚えてもらうこと、子犬がこわがっていないか体のようすをよく見ること、練習は短くして楽しい気分で終えることなどがすすめられています。こわがる様子が続くときは、獣医師に相談するようにとも書かれています。
申し込み方と問い合わせ
どちらのコースも先着順で、電話での申し込みが必要です。電話番号は092-944-1281で、平日の午前9時から午後5時まで受け付けています。メールでの申し込みや問い合わせはできません。センターの住所は福岡県古賀市小竹131-2です。
しつけは、犬にいうことを聞かせるためだけのものではありません。人と犬がおたがいの気持ちを分かり合い、長くいっしょに楽しく暮らすための大切な練習です。気になる人は、早めにセンターに問い合わせてみましょう。
ここがポイント
- 子犬コースは11月5日・12日・19日、一般コースは11月15日に開催
- 子犬コースの講義は、犬を飼っていなくてもだれでも参加できる
- 実技に参加できる子犬は生後4〜6か月で、ワクチンなどの条件がある
- 申し込みは電話で先着順、メールは受け付けていない
出典: 福岡県動物愛護センター「犬のしつけ方教室<子犬コース>」(2026年10月25日閲覧)、福岡県動物愛護センター「犬のしつけ方教室<一般コース>」(2026年10月25日閲覧)、パデュー大学 犬の福祉科学センター「Puppy Socialization」(2021年)
