写真はイメージです(Photo: Ornella Basso / Unsplash)
週末特集「週末のにゃんこ」の第1回は、ラグドールです。宝石のような青い目と、絹のようにやわらかい長めの毛をもつ大きな猫で、おだやかで人なつこい性格が人気です。どんな猫なのか、いっしょに暮らすときのポイントとあわせて紹介します。
どんな見た目?
ラグドールは、猫の中でも大きい種類です。胸はがっしりと広く、体は長くて筋肉質で、骨もしっかりしています。アメリカの猫の団体CFAによると、大人のオスは約9kg(20ポンド)以上になることもあり、メスはそれより小さめです。アメリカの動物病院グループVCAは、体重の目安を約7〜9kgとしています。
毛は「セミロング」とよばれる中くらいから長めの長さで、絹のようになめらか。下毛(アンダーコート)が少ないため、毛玉ができにくいのが特ちょうです。顔や耳、足、しっぽの色がこい「ポイント」とよばれる模様があり、カラーポイント、ミテッド(足先が白い)、バイカラー、バンの4つの模様があります。色はシール(こげ茶)、ブルー、チョコレート、ライラック、レッド、クリームなどです。
子ねこは真っ白で生まれ、成長するにつれて色が出てきます。ゆっくり大人になる猫で、体の大きさや体重が完成するまでに4年ほどかかるといわれています。
ふるさとと名前の由来
ラグドールが生まれたのはアメリカです。1960年代、カリフォルニア州リバーサイドのブリーダー、アン・ベイカーさんが、ジョセフィンという白い長毛の猫などをもとに、性格や見た目を考えながら生み出しました。
「ラグドール」は英語で「布でできた人形」という意味です。ジョセフィンがだっこされると体の力をぬいてだらんとしたことが名前の由来とされています。ただしCFAは、今のラグドールに必ずこの特ちょうがあるわけではないと説明しています。CFAには1993年に登録が認められ、2000年にはチャンピオンシップ(コンテストで最高の賞を競える部門)に進みました。
どんな性格?
おとなしく、おだやかで、愛情深い性格といわれます。家の中で家族のあとをついて歩くことも多く、まるで子犬のようだという意味で「パピーキャット」とよばれることもあります。子どもともなかよくしやすいとされています。
人を信じやすいため、ほかの猫や犬に会わせるときは、ゆっくりならしてあげるのがよいでしょう。もちろん性格は一頭一頭ちがうので、その子のペースを大切にしてください。
いっしょに暮らすときのポイント
毛玉ができにくい毛なので、お手入れは週に1〜2回ほどのブラッシングで十分なことが多いとされます。抜け毛も、下毛の多い猫種にくらべると少なめです。
はげしく走り回るより、床の上でのんびりすごすのが好きな猫です。運動が少なめで食べることが好きなので、太りやすい面があります。食事の量に気をつけ、おもちゃで遊ぶ時間をつくりましょう。人を信じやすい性格なので、安全のために室内で飼うことがすすめられています。
気をつけたい健康のこと
ラグドールは比較的じょうぶな猫種とされていますが、CFAによると、心臓のかべがあつくなる「肥大型心筋症」が見つかっていて、ブリーダーによる検査が行われています。食欲や元気、呼吸の様子などにいつもとちがうところがあれば、かかりつけの獣医師に相談しましょう。太りすぎを防ぐことも健康の基本です。
豆知識
体が大きいので、キャットタワーや爪とぎは、大きな猫でも安定して使えるじょうぶなものを選ぶと安心です。猫を迎えることを考えるときは、ペットショップだけでなく、保護猫の譲渡という選び方もあります。
ここがポイント
- ラグドールは1960年代にアメリカで生まれた大型の猫
- 青い目と、毛玉になりにくい絹のような長めの毛が特ちょう
- おだやかで人なつこく、「パピーキャット」とよばれることも
- 太りやすいので食事の量に注意。健康のことはかかりつけの獣医師に相談を
