写真はイメージです(Photo: Alec Favale / Unsplash)
10月13日は「ペットの健康診断の日」です。獣医師が中心の団体「Team HOPE」が、今年も協賛企業22社といっしょに、犬や猫の健康診断を呼びかける活動を始めました。団体の調べでは、定期的に健康診断を受けている割合は、犬で55%、猫で40%にとどまっています。
「じゅう・いさん」で10月13日
「ペットの健康診断の日」は、10(じゅう)と13(いさん)を合わせて「獣医さん」と読む語呂合わせから生まれた記念日です。
Team HOPEは、病気になる前に防いだり、早く見つけたりする「予防医療」を広めるため、獣医師が中心となって活動している一般社団法人です。毎年10月に、健康診断のキャンペーンを始めています。全国のおよそ3,000の動物病院が、この活動に賛同しています。
22社が同じ合言葉で発信
今年は10月13日から、ペットフードや動物の薬、検査などにかかわる協賛企業22社が、それぞれの公式SNSやウェブサイト、動物病院にはるポスターで、同じメッセージを発信しています。合言葉は「気づけなかった、をなくしたい。」です。
ねらいは、これまで一度も健康診断を受けたことがない飼い主に、動物病院へ行く「最初の一歩」をふみ出してもらうことです。会社や病院の垣根をこえて、同じ言葉をいっせいに届けることで、より多くの人の目にとまるようにしています。
なぜ健康診断が大事なの?
犬や猫は、体の調子が悪くても、それを表に出さずに隠しがちだといわれています。言葉で「ここが痛い」と伝えることもできません。そのため、見た目には元気そうでも、検査をしてはじめて体の変化が分かることがあります。早く見つけて早く手当てをすることが、ペットの体を守ることにつながります。
ところが、定期的に健康診断を受けている割合は犬で55%、猫で40%と、人間に比べて低いままで、ここ数年はほとんど変わっていないといいます。猫は犬よりも、さらに低い数字です。
長生きになったからこそ
日本では、たくさんの犬や猫が暮らしています。ペットフード協会の推計では、2024年に飼われていた犬はおよそ680万頭、猫はおよそ916万頭でした。
犬や猫は昔より長生きするようになり、家族の一員として大切にする家庭も増えています。年を重ねたペットといっしょに過ごす時間が長くなるほど、体の小さな変化に気づくことが大切になります。
福岡市獣医師会は、年をとった猫についてのパンフレットで、6歳から8歳ごろがシニア(高齢)期の始まりの目安だとしています。そして、8歳以上になったら、定期的に健康診断を受けることをすすめています。
家でもできる「いつもとちがう」チェック
健康診断とあわせて、毎日の暮らしの中でペットの様子をよく見ることも役立ちます。同じパンフレットでは、家でできるチェックとして、次のような点をあげています。
- 体重や体型が急に変わっていないか(太ってきた、やせてきた)
- なでたときに、体にしこり(かたまり)がないか
- 水を飲む量や、トイレの回数、おしっこの量が増えていないか
- 食べているのにやせる、食べたそうなのに食べられない、よだれが出るなどの様子がないか
- 歩き方がおかしい、高い所に上がれなくなったなど、動きに変化がないか
こうした変化に気づいたときや、健康診断をいつ、どのくらいの間隔で受ければよいか迷ったときは、自分だけで判断せず、かかりつけの獣医師に相談しましょう。年齢や体の様子によって、合った検査の内容はちがいます。
ここがポイント
- 10月13日は「獣医さん」の語呂合わせで「ペットの健康診断の日」
- Team HOPEと協賛企業22社が、同じ合言葉で健康診断を呼びかけている
- 定期的に健康診断を受けている割合は、犬55%、猫40%にとどまる
- 家での体重や食欲などのチェックも大切。気になることはかかりつけの獣医師に相談を
出典: 獣医畜産新報 JVM NEWS「Team HOPEと協賛22社 10月13日「ペットの健康診断の日」」(2026年10月13日)、ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」主要指標サマリー(2024年)、福岡市獣医師会 高齢猫についてのパンフレット(福岡市わんにゃんよかネット)(2026年10月21日閲覧)
