写真はイメージです(Photo: Mark Ma / Unsplash)
秋田市大森山動物園は、11月の満月「ビーバームーン」にちなんで、アメリカビーバーの特別イベントを開きます。11月21日(土)と22日(日)には飼育員による特別解説があり、21日からはパネル展「THE ビーバー」も始まります。木をかじって家やダムを作る、建築名人のくらしをのぞいてみませんか。
どんなイベント? 3つの企画
1つ目は、特別解説「ビーバー 一家をのぞき見だ!」です。11月21日と22日の午後1時30分から、ビーバーの展示場で、飼育員がビーバーの生態や大森山動物園で暮らすビーバーたちについて話します。枝をかじったり運んだりする様子も観察できるそうです。ただし、ビーバーの都合で内容が変わることもあります。
2つ目は、ミルヴェ館で開かれる企画展「THE ビーバー」。ビーバーについて紹介するパネル展で、期間は11月21日から12月27日(日)までです。3つ目は、イベント限定の「フォトズーカード」の販売で、11月21日から始まります。終わりの日はまだ決まっておらず、くわしいことはSNSなどで知らせるとしています。
「ビーバームーン」ってなに?
ビーバームーンは、11月の満月の呼び名です。アメリカの先住民は、季節の移り変わりを知るために、毎月の満月に名前をつけていたといわれます。11月は、ビーバーが冬にそなえて巣を固めたり、食べ物をためたりするころ。そこから「ビーバーの月」と呼ばれるようになったという説があります。2026年のビーバームーンは11月24日(火)です。
豆知識:アメリカビーバーは森の大工さん
アメリカビーバーは、ネズミの仲間(げっ歯類)で、北アメリカの川や湖にすんでいます。メキシコ北部からカナダ、アラスカまで広い地域で見られます。しっぽまでふくめた長さは90〜120cmほど、体重は15〜32kgほどにもなり、ネズミの仲間としてはとても大きな動物です。寿命は10〜12年ほどといわれます。
ビーバーの前歯は一生のびつづけ、木をかじるうちにけずれて、いつもするどいままです。この歯で木をたおし、皮を食べて、残りの枝や幹は家づくりの材料にします。枝と泥を積み上げて川をせき止める「ダム」を作り、できた池の中に「ロッジ」と呼ばれる巣を作ります。ダムは水の流れをゆるやかにし、たくさんの生き物がすめる池や湿地を生み出すことでも知られています。
平たくてうろこのような皮ふにおおわれたしっぽも特徴です。水の中ではかじ取りに使い、危険を感じると水面をたたいて仲間に知らせます。家族2〜4頭ほどのグループで暮らし、冬にはロッジの近くの水の中に食べ物の枝をためておきます。
見に行くときのコツ
大森山動物園は以前のイベントで、ビーバーは開園時間のほとんどをねて過ごすと紹介していました。ビーバーの展示場には、かじったあとのある枝が見つかるかもしれません。歯のあとを探してみるのもおもしろいでしょう。飼育員が解説する特別解説の時間は、ふだん見られない姿に出会えるチャンスかもしれません。枝の皮をきれいにはがして食べる様子や、前足で器用に枝を持つ様子に注目してみましょう。
なお、大森山動物園は12月になると「クリスマス動物園」を開く日曜日だけの開園になります。パネル展を見に行く場合は、開園日を公式サイトで確かめてから出かけましょう。寒い季節なので、あたたかい服装もお忘れなく。
ここがポイント
- 秋田市大森山動物園が、11月の満月「ビーバームーン」にちなんだビーバーのイベントを開催
- 特別解説は11月21日・22日の午後1時30分から、ビーバー展示場で
- パネル展「THE ビーバー」はミルヴェ館で11月21日〜12月27日。12月は日曜日のみ開園
- アメリカビーバーはのびつづける前歯で木をかじり、ダムや巣を作る「森の大工さん」
出典: 秋田市大森山動物園「ビーバームーン特別イベントを開催します」(2026年11月5日更新)、秋田市大森山動物園「アメリカビーバー」、秋田市大森山動物園「国際ビーバーデー」イベント案内、Wonders of Wildlife「American Beaver」
