写真はイメージです(Photo: Judy Beth Morris / Unsplash)
犬や猫などのペットの看護をする国家資格「愛玩動物看護師」の第5回国家試験が、2027年2月14日に全国7か所で行われます。受験の申し込みは2026年11月4日から始まります。動物病院で獣医師と一緒に働く人たちの資格で、ペットを飼う人にとっても身近な仕事です。
2月14日に全国7か所で試験
農林水産省の発表によると、第5回愛玩動物看護師国家試験は2027年2月14日(日曜日)に行われます。会場があるのは北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県の7か所です。受験の申し込みは11月4日(水曜日)から11月19日(木曜日)までで、受験にかかるお金(受験手数料)は27,200円です。合格した人は2027年3月12日(金曜日)に発表されます。
試験の事務は、国から指定を受けた「一般財団法人動物看護師統一認定機構」が担当しています。くわしい決まりは、この機構が出している「試験実施要項」にまとめられています。
インターネットで申し込み、書類は郵送で
申し込みの流れについて、愛玩動物看護師を育てている日本獣医生命科学大学は、学生向けのお知らせで次のように案内しています。インターネットでの申し込み(手数料の支払いや顔写真のアップロードをふくむ)は、11月4日の午後1時から11月19日の午後11時59分まで。卒業見込みを証明する書類などの郵送は、11月4日から11月20日までの消印が有効です。
受験できるのは、大学や専門の学校などで必要な知識と技術を学んだ人(2027年3月1日までに学び終える見込みの人をふくむ)や、「予備試験」に合格した人などです。予備試験は、法律ができる前から動物病院などで働いてきた人のための試験で、2027年2月14日の第6回が最後になります。
愛玩動物看護師ってどんな仕事?
愛玩動物看護師は、「愛玩動物看護師法」という法律で生まれた国家資格です。法律は2019年6月にでき、2022年5月1日から実際に始まりました。人の病院でいう看護師のような役わりで、獣医師の診察や治療を手伝う「診療の補助」、病気やけがをした動物の世話や看護、そして飼い主に正しい飼い方を伝えるアドバイスなどを仕事にできます。
国家試験に合格して名簿に登録されると、農林水産大臣と環境大臣から免許がもらえます。2つの省がかかわっているのは、動物の病院の仕事と、動物を大切にするための仕事の両方にまたがる資格だからです。
なぜ国家資格になったの?
以前から、動物病院には動物の看護をする人たちがいましたが、国が認める資格はありませんでした。犬や猫を家族の一員と考える人がふえ、動物の病院で行われる治療も高度で多様になってきたことから、看護をする人の知識と技術を国が確かめる仕組みがつくられました。
資格ができたことで、動物の看護をする人の役わりが法律ではっきり決められました。国は養成校を卒業した人たちがどんな所で働いているかを調べたり、2026年4月には資格のこれからについての報告書をまとめたりして、新しい資格をどう育てていくかの話し合いを進めています。
飼い主にとってのいいこと
動物病院で、ごはんの量やトイレのしつけ、年をとった犬や猫のお世話などについて相談したいとき、愛玩動物看護師は心強い相談相手になります。ただし、病気かどうかの判断や薬・治療のことは、かかりつけの獣医師に相談しましょう。
また、動物にかかわる仕事を目指している中学生や高校生にとっても、目標の1つになる資格です。大学や専門の学校で学び、国家試験に合格することで、この名前の資格を持って働けます。
ここがポイント
- 第5回国家試験は2027年2月14日、全国7か所で行われる
- 申し込みは2026年11月4日から19日まで、合格発表は3月12日
- 愛玩動物看護師は2022年に始まった、ペットの看護をする国家資格
- 病気や薬の判断は、かかりつけの獣医師に相談を
出典: 農林水産省「第5回愛玩動物看護師国家試験の施行について」(2026年4月15日)、日本獣医生命科学大学 獣医保健看護学科のお知らせ(2026年10月29日)、農林水産省「愛玩動物看護師について」、EICネット 環境用語集「愛玩動物看護師」
