写真はイメージです(Photo: Yanhao Fang / Unsplash)
地域の人たちに見守られて暮らす猫をテーマにした「ありがとうを伝えたくて・地域猫写真展」が、2026年11月7日(土)と8日(日)に岡山市東区で開かれます。写真のほか、猫の川柳やイラストも楽しめる展示で、入場は無料です。猫と人がいっしょに暮らす町について、親子で考えるきっかけになりそうです。
いつ、どこで見られるの?
会場は、岡山市東区にある西大寺緑花公園の百花プラザ1階です。時間は両日とも午前10時から午後7時までで、入場料はかかりません。KSB瀬戸内海放送が2026年9月23日に伝えました。
会場では写真をとることができ、SNSに投稿してもよいとされています。気に入った作品を家族や友だちに紹介できるのも、この写真展の楽しみのひとつです。
写真と川柳とイラストがならぶ
作品を出すのは、岡山県内を中心に地域猫などを撮影しているアマチュアカメラマンの服部佳弘さんと、みやもとゆうきさん、そして猫のイラストをかくミヤモトサトミさんです。アマチュアカメラマンとは、仕事としてではなく、好きで写真をとっている人のことです。
服部さんの写真には「猫川柳」が添えられます。川柳は、五・七・五の17音で作る短い詩です。俳句とちがって、季節を表す言葉を入れなくてもよいとされています。猫の表情やしぐさが短い言葉でどう表されているのか、写真と見くらべてみるのもおもしろそうです。
2025年11月にも同じ百花プラザで写真展が開かれ、そのときは約60点の作品がならびました。今回の作品の数は、報道では明らかにされていません。
「地域猫」ってどんな猫?
地域猫とは、決まった飼い主がいない猫のうち、その地域に住む人たちが中心になって世話をしている猫のことです。場所や時間を守って適切にえさをあげる、まわりをそうじする、赤ちゃんが増えないようにする、といった取り組みを続けます。かわいがるだけでなく、猫が苦手な人も安心して暮らせるように工夫するところが大切です。
赤ちゃんが増えないようにする方法のひとつに「TNR」があります。猫をつかまえ、赤ちゃんができなくなる手術(不妊去勢手術)をして、もとの場所にもどす取り組みです。手術を受けた猫の目印として、耳の先がさくらの花びらのようなV字に整えられることがあり、こうした猫は「さくらねこ」とも呼ばれます。今いる猫の一代かぎりの命を見守りながら、新しい赤ちゃんが生まれないようにする考え方です。
岡山市の支えと、飼い主にできること
地域猫の活動は、自治体も応援しています。岡山市のホームページによると、市が指定した活動団体には、猫の不妊去勢手術の費用の一部が助成されます。助成の上限は1匹につき1万円です。団体になるには、活動する地域がはっきりしていて町内会長が同意していること、同じ世帯ではない2人以上の管理者がいることなどの条件があります。
猫を飼っている人にもできることがあります。岡山市は、地域猫の活動でまちがって飼い猫をつかまえてしまわないよう、猫を室内で飼うか、首輪などで飼い主がいると分かるようにすることをすすめています。手術をするかどうかなど、体のことはかかりつけの獣医師に相談しましょう。
写真展が伝えたいこと
会場には、地域猫について知ってもらうためのパネルや、里親を募集している保護猫・保護犬の写真もならびます。里親とは、保護された動物を新しい家族として迎える人のことです。動物を飼いたいと考えている人にとっては、保護された動物を迎えるという選び方を知る機会にもなります。
服部さんは、写真展を通じて地域猫のことを知る人が増えることを願い、「猫にも人にも優しい社会」になればと話しています。町で耳の先がV字の猫を見かけたら、むやみに近づいたりえさをあげたりせず、そっと見守りましょう。その猫の毎日は、地域の人たちの世話に支えられているのかもしれません。
ここがポイント
- 写真展は11月7日と8日、岡山市東区の百花プラザ1階で開かれ、入場は無料。
- 写真に加えて、猫川柳やイラスト、保護猫・保護犬の写真もならぶ。
- 地域猫は、地域の人たちが世話や掃除、繁殖の防止に取り組む、決まった飼い主のいない猫。
- 飼い猫は室内で飼うか、首輪などで飼い主がいると分かるようにしておくことが大切。
出典: KSB瀬戸内海放送「岡山市で『地域猫』テーマの写真展」(2026年9月23日)、KSB瀬戸内海放送(2025年の写真展)(2025年10月31日)、岡山市 地域猫活動支援事業(2026年11月2日確認)、岡山市 地域猫活動について(2026年11月2日確認)、三重県 さくらねこTNR事業(2026年11月2日確認)
